常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

『六祖檀経』 中川孝著 タチバナ教養文庫 覚書

六祖とは、菩提達磨を初祖とし、六代目にあたる大鑑慧能禅師のことです、その慧能禅師の弟子がそれぞれ臨済宗、曹洞宗に発展したとされてます。 『六祖檀経』は慧能禅師が衆人のために授戒会と説法を行った時の記録とされています。 後に法燈を守ろうとする…

最古の漢訳経典とも言われる 『四十二章経』 麗蔵本の拙い口語訳です

禅家ならば学ぶべき経として古来より「仏祖三経」が挙げられているようです、「仏祖三経」とは「遺教経」・「潙山警策」・「四十二章経」の三つです。 この中で遺教経はよくお通夜の枕経に使われますし、また潙山警策を書かれた潙山禅師の公安は道元禅師もよ…

最古の漢訳経典とも言われる 『四十二章経』 の(明蔵本)です。

禅家ならば学ぶべき経として古来より「仏祖三経」が挙げられているようです、「仏祖三経」とは「遺教経」・「潙山警策」・「四十二章経」の三つです。 この中で遺教経はよくお通夜の枕経に使われますし、また潙山警策を書かれた潙山禅師の公安は道元禅師もよ…

最古の漢訳経典とも言われる 『四十二章経』 の(麗蔵本)です。

禅家ならば学ぶべき経として古来より「仏祖三経」が挙げられているようです、「仏祖三経」とは「遺教経」・「潙山警策」・「四十二章経」の三つです。 この中で遺教経はよくお通夜の枕経に使われますし、また潙山警策を書かれた潙山禅師の公安は道元禅師もよ…

『潙山警策』の読み下し文です

「潙山警策講義」山田孝道著を参考に読み下しにしてみました、漢字仮名遣いは古いままです。 近代デジタルライブラリー 原文はこちらです 潙山警策 潙山警策 第一章 色身の大患を示す 其れ業繋身を受く、未だ形累を免れず。父母の遺體を禀け、衆縁を假りて共…

潙山警策

禅宗のテキスト 仏祖三経の中の潙山警策です、貴重な資料である下記の『「潙山警策講義」山田孝道著 』を参考にさせて頂きましたので漢文には手を加えておりません、そのままの旧字で味わってください。 近代デジタルライブラアリー 初学の書と云われていま…

アビダンマ Ⅰ摂心分別

三蔵(経・律・論)の中の論を要約したアビダンマッタサンガハというものがあります、パーリー語から和訳されたものがいくつか出ており、詳しい解説も手にすることが出来るので読みやすく理解しやすいと思います。 パーリー語と併記したものはこちらになりま…

ダルマ語録のなかのお気に入り

ダルマ語録 素直な心が道である。なぜならば、素直に考え、素直に行動する人は空を観察しない。 ダルマ語録 眼の見るところが実際であり、一切の法は皆これ実際である、さらに何をもとめようとするのか。 ダルマ語録 もし心が何処にも属さないのを悟れば、す…

まだ、仏教という宗教も無かった、はるか二千年以上前、仏陀の言葉を詩の形で語り継ぎ、口伝えで残したお経がありました。このスッタニパータは最も古い経典であり、真の仏陀の言葉と伝えられています。

[慈経より抜粋] いかなる生命であろうともことごとく、動き回っているものでも、動き回らないものでも、長いものでも、大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも微細なものでも、巨大なものでも、 見たことが有るものも無いものも、遠くに住むもの…

「もともとの仏教には先祖供養なんか無かったんだよ」みたいな話、よく耳にしますが。ところがあったんですね~(笑)

どうです?以下の一文を見るだけで先祖を供養する言葉であることが解るでしょう。 Khudadaka Nikaya Petavatthu 小部経典 餓鬼事経 Evaṃ dadanti ñātīnaṃ ye honti amukampakā suciṃ paṇītam kālena kappiyaṃ pānabhojanaṃ idaṃ vo ñātīnaṃ hotu sukhitā hon…

Mahā purisa vitakka(偉大なる人の思考)と遺教経・八大人覚を並べて見ると・・・

曹洞宗では枕経に読む「遺教経」(仏垂般涅槃略説教戒経)というお経があり、(お釈迦様が亡くなる直前に教えを説いた場面の設定だといいます)このお経の後半部分には8項目の仏弟子の法が説かれています。 また、道元禅師の正法眼蔵最後の巻である「八大人…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第七部

・61 地獄にゆくもの 僧:私は地獄を怖れて懺悔修道しています。 恵:君いう我は何処に在って、どのような物なんだね? 僧:我の所在は知りませんが。 恵:我すら所在が解らないくせに誰が地獄に堕ちるんだ?どのようなものかも知らないなら、妄想して有る…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第六部

・51 理法によるのか、それとも人によるのか 問:いったい法に依るのか、人に依るのかどっちでしょう? 答:私は法にも人にも依らなかったが、法や仏が優れていると依れば惑わされる、ある人が優れていると依れば惑わされる、真実は人の知る所に無いという…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第五部

・41 罪の本質 問:凡夫はなぜ悪道に堕ちるのでしょうか? 答:私が有るために愚かなのだ、愚か者は「私は酒を飲むと」言い、智者は「じゃあ酒が無い時にはなぜ無い酒を飲まないのだ?、百歩譲って、無い酒を飲んだとしても君のいう私はいったい何処に在る…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第四部

・32 老子のことば 問:老経に「終わりを慎むこと始めの如くすれば、必ず事を敗る無し」とありますがどういうことでしょうか? 答:これは信義のある者が一度発心すれば今も昔も心が衰えたり見失ったりしないことを言ったものだ。 このように始めも今も道…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第三部

・21 常規を超えた世界 問:規格の外とは何の事ですか? 答:理解や、求道心や、仏の智恵を求めず、禅定の優れたものを尊敬せず、欲にまみれた者を蔑まないこと、そうすれば常に落ち着いていられる。 問:どうすればその規格の外で生きることが出来るので…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫) 第二部

・11 空定とは何の事ですか? 答:あらゆる存在の有り方を看ながら、その存在が空であることを観察する瞑想に留まるを空定という。 問:では、法に留まるとは何ですか? 答:瞑想の留まるべきところにも留まらず、留まるべきでないところにも留まらず、変…

達磨・ダルマ・だるま語録の感想文なので、あしからず。(柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫)第一部

・ 1 ダルマの小伝 法師は西の方、南インドの生れで、大バラモンの第三王子であった。云々。 ・ 2 実際のところ、仏道に入る方法といっても結局この二つに尽きる。 仏道に入るといっても結局二通りに過ぎないのだよ。 一つは原理的に仏道に入るということ…

達磨とは?

参考 柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫より。 ダルマについての最古の記録はどのような物かというと、「菩提達磨」の名に着眼すると次のような物があるという。 「そのころ西域より来た菩提達磨というしゃ紗門がいた。ペルシャ生…

達磨語録覚書

参考 柳田聖山著「ダルマ」筑摩書房・「達磨の語録」講談社学術文庫より。 □ 日本のダルマ語録 叡山の入唐僧が平安中期に伝えたらしいが、「少林三論」は五山の禅僧により、「少林六門」は江戸時代中期の出版であった。 ・『少林三論』「破相論」「悟性論」…

修証義を正法眼蔵各巻別に分類してみました

修証義に抽出の正法眼蔵各巻別分類です、各巻の順序は本山縮小版正法眼蔵の目次順であり、巻ごとには正法眼蔵の文章の順に従って並べてありますので修証義とは文が前後している箇所もあります。 修証義全文は「つらつら日暮らしWiki(曹洞宗関連用語集)」よ…

修証義を正法眼蔵各巻毎に切ってみました

修証義は曹洞宗教義を広く知らしめ教化するため、道元禅師の正法眼蔵より語を選び纏めたものです。 その成り立ちを辿ると次のような歴史があります。 天文二年 (1738年)「永平家訓」面山瑞方 天保十年 (1839年)「洞山正宗訣」本秀幽蘭 天保十二…

常足庵の五輪塔の文字が読めました

本日、檀家さんの西村さんがお寺の庭にある五輪塔の文字を拓本に取ってくださいました。 拓本って知らなかったんですが、碑文の歴史保存かつ美術的な伝統的手法なんですよね。 拓本専門家の技術をとっくりと見せていただきました。 完成したら、その手法と拓…

玄侑宗久にお会いして

私が御誕生寺専門僧堂で夏制中の首座をしている時期に、住職である板橋興宗禅師にお会いするため玄侑宗久さんが御誕生寺にお立ち寄りくださったことがある。 板橋住職は留守であったため私がご案内したのだが、ちょうど安居中ということでもあり、折角だから…

1月15日早朝座禅会

福井県敦賀市野坂の曹洞宗宋福寺で毎週行われている早朝座禅会に行ってきました。 6:00 座禅一柱 6:40 朝のお勤め 読経 7:20 法話 法話の後、粥座 今日の法話は道元禅師の言葉「柔軟心」より 「柔軟心とは 自我に執着しない心、懺悔(さんげ)を…