常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

「お盆に施餓鬼供養するんだけど、何をお供えしたら良いの?、みんないろんな事言って解らないよ~」とお迷いの方、このお経をどうぞ。

戸外経     小部経典

彼等は住家の外に、又は街の四辻に立ち、或は各自の家に行きて戸口に立つ。

過去の業に縁りて、多くの食物・飲物や、硬き食物、軟き食物の供へられたる時、誰も此等の有情を記憶するものなし。

是の如く、慈悲のある人は、因縁ある者の為に、清浄にして、すぐれたる、時に適したる食物・飲物を与ふ。

「こは汝ら因縁あるもののためとなれ。因縁あるものは満足してあれ」とて、彼等は此処に集まり、集まりし因縁のある餓鬼等は、多くの食物・飲物に非常に悦び、「此等のものを受けたるその人々によりて、我等因縁あるものは長く生きん。

我等のために供養はなさる。また施主は果てなきことなし」と実に此の世界には耕作もなく、牧畜もなく、商業の如きもなく、金を以って売買することもなし。此の世から受くることによりて、死の世界の餓鬼は生きて行く。

高き処の水の低きに流るゝが如く、是の如く此の世からの施物は餓鬼に利益あり。

溢るゝ川の流の海を満たす如く、その如く此の世からの施物は餓鬼に利益あり。

「我に施したり、我に善行をなせり。彼等は我が因縁あるものなり、友なり、仲間なり」。過去の業を憶ひ起こして、餓鬼等のために布施を与へしめん。

泣くことも、悲しむことも、其の他歎くことも、餓鬼等のためには何の益ともならず。是の如く因縁あるものは立ちてあり。

されど、此の施物の僧園に与へられ、仕様せられなば、長く死人の利益となり、よく彼を利す。

此処に記されたるこれは、因縁あるもの対する義務にして、餓鬼には大いなる供養がなされ、比丘には力を与ふ、又汝等には少なからざる福が得られる。

おわり