常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

禅宗も法華経よく読むのです。妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈

禅宗法華経よく読むのです。その一

大乗仏教なので法華経の中のお経もよく読まれます、法事などで見聞きする機会があると思いますが、せっかくですからお経を聞いている間だけでも、心になにか生まれるように眼と耳と頭を使ってもらえたらと思います。

妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈

このお経は「観音様を念じることで七難から守られるありがたいお経」とも取ることが出来ますが、仏教は悲しいかな「自業自得」なので(笑)私は、「自分はどうしたら自分を守れるか?」という考えかたをしています。

そこで、まずやたらと出てくる「念彼観音力」です。

これを「観音さまを念じる」のではなく「観音さまの持っている力を念じなさい」と考えてみます。すると捉え方が全然違ってくるんですよ。

1.じゃあ「観音さまの持っている力」とはどのような力でしょうか?

衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦」

わたしたち生き物は困難と厄介な心と身体で生きなければならない。それによって限りない苦しみにこの身体を押しつぶされている。しかし観音さまの力は、よくこの世間の苦を救うのです。

2.その力とは「観る」ということです。

「真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 常願常瞻仰」

真実を観て清浄な心を生む観、広大な智慧の観、悲の観、及び慈しみの観があります、常にこの観をたもつことを願い、この観が常にわたしたちのたすけになるものだと信頼することです。

3.「観る」という力の効果とは。

「無垢清浄光 慧日諸破闇 能伏災風火 普明照世間」

無垢清浄の光があります、慧の日は諸の闇を破って、よく災いの風火を伏しさり、普く明かに世間を照らします。

4.また「観る」ことで生まれる「慈悲」の効果とは。

「悲体戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩燄」

悲体の戒は雷の震うようであり、慈意は妙えなる大雲のようです。甘露(不死)の法雨を澍いて、煩悩の燄を滅除します。

ということで(笑)観音さまの持っている力とは「観る力」と「慈悲の力」のようにも思えます。レベルは桁違いでしょうが、私達にも眼や耳や頭が有りますのでそれなりに真似は出来そうな気がしますがどうでしょう?

このお経を聞いた時に「すごい効果だ、ちょっと頑張ってみるか?」と思えたなら、例えばドラッグストアで風邪薬を見ただけでなく、手にとって効能書きを読んで飲んでみようか?というところまで来ている、とも言えそうです。