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常足庵備忘録

曹洞宗常足庵住職の備忘録です

禅宗も法華経よく読むのです。妙法蓮華経如来寿量品偈

禅宗法華経よく読むのです。その二

大乗仏教なので法華経の中のお経もよく読まれます、法事などで見聞きする機会があると思いますが、せっかくですからお経を聞いている間だけでも、心になにか生まれるように眼と耳と頭を使ってもらえたらと思います。

妙法蓮華経如来寿量品偈

このお経は、「如来が入滅したのは衆生救済の方便で実はお釈迦様は永遠不滅で今も望めば現れます。」という感じにもとれます・・・遺教経に、お釈迦様が「今より以後私の弟子たちが伝えこれを行ずれば、如来の法としての身は常に居るようなもので、滅することはない」とあります。

他のお経にも「これからは私がこれまであなた達に説いた教えが私の代わりです」とあります、といいうことで、お釈迦様の教えと、世の真実の法則を「法」として、また、お釈迦様の代わりとして「法身」としてとらえてみます。

1.如来は、わたしたちはどうしょうもない苦しみに満ちているといいます。

「我浄土不毀 而衆見焼尽 憂怖諸苦悩 是如悉充満」

悟りの心で住む世界は安らかであるのに、しかし衆生は焼け尽きて、憂い怖れや諸の苦悩にことごとく充満していると見ます。

2.昔も今も仏教がありますが、仏教に縁のない人も大勢います。

「是諸罪衆生 以悪業因縁 過阿僧祇劫 不聞三宝名」

諸々の罪をおこなう衆生には、その悪業の因縁によって、何十億年をすぎても、三宝に心向けることはありません。

3.しかし、最善の生き方を求めるものにはお釈迦様の教えがあります。

「諸有修功徳 柔和質直者 則皆見我身 在此而説法」

諸々の功徳ある行いをつづけ、心が柔和で質直な者は、仏教を学ぶことで、まるで我が身がここに在って法を説くように見るでしょう。

4.でも盲信はよくありません、ただし邪見による疑いは捨ててください。

「汝等有智者 勿於此生疑 当断令永尽 仏語実不虚」

あなたたち智慧の有る者は、仏教において疑を生じることがないように、誤った見解にから生まれる疑いは断ってしまいなさい、仏陀の言葉は真実であり誤ったところはありません。

5.如来のわたしたちに対する思い。

「毎自作是念 以何令衆生 得入無上道 速成就仏身」

いつも私はこの思いです。「どう教えて、衆生をこのうえない幸福の道に入らせ、すみやかに覚りを成就できるようにしようか。」と。

お釈迦様は生涯の間なくなる直前まで、いつでも、少しでも悟りの可能性のある人を探し、そして何日も旅をして説法せられて、人々を苦しみから救って来られたのでした。そのような数々の教えを阿羅漢たちが伝え続けてきたのが今の仏教です。