常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

『日々是好日経』というのがあるんですが

中部経典にBhaddekaratta sutta「日々是好日経」というお経があります。

では、中阿含にもあるかな?と探してみましたが、似たようなタイトルもなく「過去未来」で検索すると三つ出てきました。

いずれのお経も偈は全く同じですのでここにメモしておきます。

 

阿含の根本分別品の下記の経です。

・温泉林天經

・釋中禪室尊經

・阿難説經

 

そこに繰り返される偈はつぎのようなものです、適当に和訳してみました。

愼莫念過去 亦勿願未來  

過去事已滅 未來復未至  

現在所有法 彼亦當爲思  

念無有堅強 慧者覺如是  

若作聖人行 孰知愁於死  

我要不會彼 大苦災患終    

如是行精勤 晝夜無懈怠  

是故常當説 跋地羅帝偈

 

愼んで過去を念ずること莫れ、亦た未來を願うこと勿れ。   

過去は已に滅した事、未來も復た未だ至らず。    

現在の所有の法に、彼亦た當さに思い爲し。    

念の堅強に有ること(他に)無し、慧者の覚りは是の如し。    

若し聖人の行を作さば、死に於いての愁いを熟知す。 

彼(死)に会わずは我が要なり、大いなる苦や災い・患らいが終わる。    

是の如く昼夜に懈怠無く精勤を行なわん、   

是の故に常に當に説く、跋地羅帝偈(金剛偈なり)

金剛=法の核心

 

パーリ経典では、この偈を聞いたお釈迦様が「これはいいこといってますね~」みたいな感じで(笑)、過去を追い求めるとは此れ此れである。未来を願いゆくとは此れ此れである。揺らぐことなくというのは此れ此れである。と比丘たちに解説されたという事です。