常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

「ナムからたんの~」の大悲心陀羅尼訳です。

禅宗陀羅尼とも呼ばれる大悲咒です。

何かというとやたらとこればかり唱えるわけなんですが、意味は余り識られてないと思います。

板橋禅師様は「意味はわからん方がいい、ナムからたんの~っと元気よく声に出せば体も心も調子がいい」、「意味は誰も知らんだろ?」、「たいしたことは書いてない」といわれます。

 

そう言う訳で 「真言陀羅尼」 坂内龍雄著 平河出版より漢文ではなくサンスクリット語からの訳文をメモしときます。

 

大悲心陀羅尼

 

三宝に帰依し奉る、聖観自在菩薩、大菩薩、大悲尊に帰依し奉る。

おお、すべての畏敬の中にあって、衆生を救済したまう彼の尊に帰依し奉れば、ここに聖観自在尊の真実相は出現する。

青孔雀尊よ、帰依し奉る。われは尊の心奥に帰入せん。すべての利益を成就し、賛美し鬼神も打ち勝つことができない。すべての生類の生きる道の浄化にわれは没頭せん。すなわち、その秘咒を示せば、おお、衆生をみそなわす尊よ。みそなわす尊よ。世間を超越する尊よ。いざいざ衆生を運載したまえ。大菩薩よ憶念したまえ。正念正智したまえ。正念正智したまえ。悪業を消滅したまえ。消滅したまえ。制御したまえ。制御したまえ。

摩障に勝利の尊よ。大勝利の尊よ。真理を受持したまえ。受持したまえ。受持自在尊よ。奮発したまえ。奮発したまえ。塵垢解脱尊よ。無垢解脱尊よ。招請し奉る。招請し奉る。

世自在尊よ。貪欲の毒を消除したまえ。瞋恚の毒を消除したまえ。愚痴動揺の毒を消除したまえ。畏るべし。畏るべし。塵垢よ。畏るべし。畏るべし。塵垢よ。畏るべし。畏るべし。除去したまえ。

世界創造主神よ行動したまえ。行動したまえ。濁世に止りたまえ。止りたまえ。甘露の水を流出したまえ。流出したまえ。成覚したまえ。成覚したまえ。速やかに成覚したまえ。

慈しみの青孔雀尊よ。愛欲粉砕に奮起せしめてあり。神通力の成就のために祥福あれ。

大成就のために祥福あれ。成就禅定自在尊は祥福あれ。青孔雀尊に祥福あれ。猪の顔の尊に祥福あれ。獅子の顔の尊に祥福あれ。蓮華を手にする尊に祥福あれ。投輪をもって戦う尊に祥福あれ。

法螺貝の音声で衆生を目覚めさす尊に祥福あれ。大きな棍棒を持つ尊に祥福あれ。左肩尊位に立つ黒色クリシュナ神に勝尊に祥福あれ。虎皮を被着する尊に祥福あれ。

三宝に帰依し奉る。聖観自在尊に帰依し奉る。真言句成就のために祥福あれ。

大悲心陀羅尼    

 

因みに陀羅尼を唱える回数と功徳の関係をメモしときますね。

参考は禅門陀羅尼の世界 野口善哉著 禅文化研究所です。

 

七遍

 蠍に刺された時。悪性の瘧で心臓が悪くなった時。

 

二十一遍

 観世音菩薩を呼び出す時。マラリアにかかった時。蛇に咬まれた時。子どもが病気の時。中風で半身不随の時。難産の時。死産の時。心臓発作の時。火傷した時。回虫がお腹にいる時。釘が刺さった時。虫に眼を刺された時。腹痛の時。結膜炎や白内障の時。不安症の時。他人と喧嘩や議論をする時。田畑が害虫に荒らされた時。結界する時。

 

二十一遍✕二回

 肺病になった時。

 

四十九遍

 鬼神をやっつけたい時。

 

百八遍

 猫に取り憑かれた時。毒に犯された時。仇に危害を加えられている時。神々の加護を得たい時。鎖に繋がれた時。

 

千八遍

 様々な理由で眼が見えない時、夫婦仲が悪い時。家庭内に災難が起こった時。

 

千八遍✕一日三回✕七日

 すべての智慧を悟りたい時。

 

なんと、観世音菩薩を呼び出すには二十一遍で叶いますが、夫婦仲が悪い時は千八遍唱えなければ効果ありません。

夫婦仲が悪いというのは、ある意味救い難い状況なのかもしれません(笑)