常足庵備忘録

注:メモ書き程度なのでくれぐれも参考になさらぬよう

施餓鬼の甘露門陀羅尼

甘露門(曹洞宗)中の各陀羅尼について、 読み、漢語、梵語、和訳の順で列記します。※梵語、和訳については真言陀羅尼 坂内龍雄著 平川出版)より引用

 

○雲集鬼神招請陀羅尼

のうぼうーぼほり ぎゃりたり たたーぎゃたや

曩謨歩布哩迦哩怛他蘗多也

Namo bhū-pūri tāri tathāgatāya.

大地に遍満し衆生済度に精進の如来に帰命したてまつる。

 

○破地獄門開咽喉陀羅尼

おんぼーほていり ぎゃたり たたーぎゃたや

唵歩布帝哩 迦多哩 怛他蘗多也

Oṃ bhū-pūteri kāri tāri tathāgatāya.

大地に遍満し衆生済度に精進の如来に帰命したてまつる。

 

○無量威徳自在光明加持飲食陀羅尼

のうまく さらば たたーぎゃた ばろきてぃおんさんばらーさんばらーうん

曩莫 薩嚩 怛侘蘗多 嚩嚕吉帝 唵 三婆羅 三婆羅 吽

Namah sarva tathāgatāvalokitite,oṃ sambhara sambhara hūm.

一切如来観自在尊に帰命したてまつる。どうか、養いたまえ、養いたまえ、円満したまえ。

 

○蒙甘露法味陀羅尼

のうまくそろばや たたーぎゃたや たにやた おん そろそろはらそろ はらそろそわか

曩莫蘇嚕頗也 怛侘蘗多也 怛儞也侘 唵 蘇嚕蘇嚕 鉢羅蘇嚕 娑嚩賀

Namah surūpāya tathāgatāya,tad-yathā oṃ sru sru prasru prasru svāhā.

妙色身如来に帰命したてまつる。偈に曰く、さて放出せよ、流出せよ、現前せよ、現前せよ。(甘露法味よ)成就あれかし。

 

○毘盧舎那一字心水輪観陀羅尼

のうまくさんまんだ ぼたなんばん

曩莫三滿多 沒多南鑁

Namah samanta-buddhānāṃ vaṃ.

あまねき諸仏に帰命したてまつる。ヴァン。

「ヴァン」は水神に由来するので水を清める。

 

○発菩提心陀羅尼

おんぼうじしったぼだはだやみ

唵冐地即多母陀波多野迷

Oṃ bodhi-cittam utpādayāmi.

おお、われ菩提心を発さん。

 

○授菩薩三摩耶戒陀羅尼

おん さんまや さとばん

唵 三昧耶 薩坦鑁

Oṃ samayas tvaṃ.

帰依したてまつる。汝は三昧耶なり。

普賢菩薩で成菩提の意

 

○大寶樓閣善住秘密陀羅尼

のうまく さらば たたーぎゃたなん おん びぼらぎゃらべい まにはらべい たたたにたしゃに まにまに そはらべい びまれい しゃぎゃらげんびれい うんぬん じんばら じんばら ぼだ びろきてい ぐぎゃ ちしゅつた ぎゃらべい そわか おん まに ばじれいうん おんまに だれいうんばった

曩莫 薩羅嚩 多他蘗多南 羅 尾補羅蘗羅陛 麼柅鉢羅陛 多侘多尼多捨寧 摩尼摩尼 蘇鉢羅陛 尾麼黎 娑蘗羅儼鼻隷 吽吽 入縛羅 入縛羅 沒駄 尾艪盧枳帝 虞四夜 地瑟恥多 蘗羅陛 娑縛訶 唵 摩尼 縛日哩 吽 唵 麼尼 駄哩吽泮

Nāmah sarva-tathāgatānāṃ,oṃ vipula-garbhe maṇi-prabhe tathāgata-nidarsane maṇi maṇi suprabhe vimale sagara-gambhīre hūṃ hūṃ jvale jvale buddha-vilokite guhyā-dhisṭhita-garbhe svāhā.

一切如来に稽首帰命したてまつる。おお、広博蔵に、宝珠光に、如来の教示に。宝珠よ、宝珠よ、妙光よ。無垢に、海の如き深妙に。フーンフーン。放光よ、放光よ。諸仏の観照に、秘密加持蔵に、めでたし。

○心陀羅尼

Oṃ maṇi-vajre hūṃ.

おお、宝珠金剛尊よ。フーン。

○随心陀羅尼

Oṃ maṇi-dhare hūṃ phaṭ.

おお、宝珠を持つ尊よ、大力もて魔障摧破したまえ。

 

○諸仏光明眞言灌頂陀羅尼

おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどま じんばら はらばり たやうん

唵 阿暮伽 廢嚕者娜 摩訶畝陀羅 麼尼盤頭麼 入縛羅 跛羅婆利 單野吽

Oṃ amogha-vairocana mahhā-mudrā maṇi-padma-jvala pravartaya hūṃ.

あなありがたき大日尊、(もろびと)渡す、(み仏)は、玉あり、(慈悲の)蓮光あふれてきよられ。